公園や児童館で遊んでいるとき。
お友達が近づいてきて、
うちの子のおもちゃを
「貸して〜!」
と触ろうとした瞬間…。
と大声で怒ってしまう。
慌ててママが、
「順番だよ」
「少しだけ貸してあげよう?」
と声をかけても、
おもちゃをぎゅっと抱え込み、
泣いたり怒ったり…。
こんな経験、
ありませんか?
最初は、
「まだ小さいしね」
と思えていても、
毎回続くと、
だんだん苦しくなってきますよね。
特に、
などでは、
周りの目も気になります。
「ちゃんとしつけできてないって思われるかな…」
と焦ってしまうこともありますよね。
相手のママに申し訳なくなって、
「貸してあげなさい!」
「順番でしょ!」
と、
つい強めに言ってしまうこともあると思います。
でも実は、
おもちゃを貸せない子どもには、
ただのワガママ
だけではない理由が隠れていることがあります。
今回は、
そんな疑問について、
発達支援の視点も交えながら、
やさしく解説していきます。
4歳前後になると、
などが強くなる子も増えてきます。
特にお気に入りのおもちゃは、
「絶対に取られたくない!」
という気持ちになりやすい時期です。
例えば…。
お友達が触ろうとしただけで、
と怒ってしまう。
取られそうになると、
泣いたり逃げたりする。
最初は貸せても、
と途中で怒る子もいます。
お友達だけではなく、
兄弟に対しても、
と強く怒ることがあります。
ママとしては、
「少しくらい貸してあげればいいのに…」
と思いますよね。
でも子どもの中では、
取られる不安
がかなり大きくなっていることがあります。
もちろん、
毎回なんでも許せばいい、
というわけではありません。
でも、
「自己中心的!」
「ワガママ!」
とすぐ決めつけてしまうと、
子どもの不安や気持ちを、
見落としてしまうことがあります。
大人は、
「あとで返ってくる」
「順番だから大丈夫」
と理解できます。
でも子どもは、
「取られたら終わり」
と感じてしまうことがあります。
特に不安が強い子は、
自分のもの
を持つことで、
安心しようとすることがあります。
だから、
「貸して」
と言われるだけでも、
「取られる!」
と感じてしまうことがあるのです。
4歳くらいは、
少しずつ言葉が増え、
社会性も育ってくる時期です。
でも、
などは、
まだ発達途中です。
だから、
「貸したくない!」
という気持ちが、
先に大きく出てしまうこともあります。
おもちゃを貸せない子を見ると、
「優しくないのかな」
「わがままなのかな」
「このままで大丈夫かな」
と心配になりますよね。
でも、
子どもがおもちゃを貸せない背景には、
いくつかの理由があります。
4歳前後の子どもは、
自分のもの
という感覚が、
少しずつはっきりしてくる時期です。
これは、
成長の一つでもあります。
ただ、
まだ大人のように、
「貸しても返ってくる」
「相手も使いたいんだ」
と落ち着いて考える力は、
発達の途中です。
そのため、
お友達が近づいてきただけで、
「取られる!」
「なくなる!」
と感じてしまうことがあります。
特に、
お気に入りのおもちゃほど、
貸すのが難しくなりやすいです。
毎日使っている車。
大切にしているぬいぐるみ。
お出かけに持ってきた特別なおもちゃ。
そういうものは、
子どもにとってただの物ではなく、
安心できる大切なもの
になっていることがあります。
だから、
大人から見ると、
「少し貸すだけなのに」
と思う場面でも、
子どもにとっては大きな不安になるのです。
大人は、
「貸す」
「あとで返してもらう」
という流れを理解できます。
でも子どもは、
その見通しをまだ持ちにくいことがあります。
そのため、
「貸して」
と言われた瞬間に、
「返ってこないかも」
「ずっと使われちゃうかも」
と感じてしまうこともあります。
ここで大人が強く、
「貸しなさい!」
と言うと、
子どもはさらに守ろうとしてしまいます。
お友達の前で貸せない姿を見ると、
ママは焦りますよね。
相手の子が泣きそうになったり、
相手のママが見ていたりすると、
「早くなんとかしなきゃ」
と思うのは自然なことです。
でも、
その焦りから無理に貸させようとすると、
かえって状況が悪化することがあります。
「貸しなさい!」
「順番でしょ!」
「意地悪しないの!」
と強く言われると、
子どもは自分の気持ちを分かってもらえないと感じることがあります。
すると、
もっと守らなきゃ
という気持ちが強くなり、
おもちゃを抱え込む。
泣く。
逃げる。
怒る。
という反応につながることがあります。
大人は、
社会性を教えたいだけ。
でも子ども側では、
「取られる」「怒られる」「分かってもらえない」
が一気に重なってしまうことがあるのです。
公園や児童館など、
人がいる場所では、
「ちゃんとさせなきゃ」
とママの気持ちも強くなりやすいですよね。
でも子どもにとって、
人前で叱られることは、
想像以上に負担になることがあります。
恥ずかしい。
悔しい。
でも貸したくない。
でも怒られている。
そんな気持ちが重なると、
子ども自身もどうしていいか分からなくなります。
その結果、
さらに泣いたり、
強く怒ったりすることもあります。
おもちゃを貸せない場面では、
「貸せるようにしなきゃ」と焦る前に、
まずは子どもの中で
何が起きているのかを見てあげることが大切です。
貸せない姿の奥には、
不安や安心したい気持ちが隠れていることがあります。
ここからは、
おもちゃを貸せない場面で、
ついやってしまいがちな対応を見ていきます。
どれも、
ママが悪いという話ではありません。
その場をなんとかしたくて、
一生懸命だからこそ、
やってしまいやすい対応です。
「はい、貸してあげようね」
と言って、
大人がおもちゃを取り上げて、
相手の子に渡してしまう。
その場は、
一見おさまったように見えるかもしれません。
でも子どもの中には、
「取られた」
「守れなかった」
「ママも味方じゃなかった」
という気持ちが残ることがあります。
すると次から、
さらにおもちゃを守ろうとして、
貸せない反応が強くなることもあります。
貸せない姿を見ると、
「意地悪しないの」
「優しくないよ」
と言いたくなることもありますよね。
でもこの言葉は、
子どもの心に強く残りやすいです。
子どもは、
本当は意地悪したいわけではなく、
取られるのが不安
なだけかもしれません。
そこに、
「意地悪」
という言葉を重ねると、
子どもは自分を悪い子だと感じてしまうことがあります。
兄弟の場面では、
「お兄ちゃんなんだから貸してあげて」
「小さい子に優しくして」
と言いたくなることがあります。
でも、
お兄ちゃんだからといって、
いつも我慢できるわけではありません。
大切なおもちゃを取られそうになったら、
年齢に関係なく嫌な気持ちになります。
「お兄ちゃんなんだから」
と言われ続けると、
「自分の気持ちは分かってもらえない」
と感じてしまうこともあります。
「あの子は貸せるのに」
「みんな順番できてるよ」
という比較も、
できれば避けたい対応です。
比較されると、
子どもは落ち着くどころか、
余計に悔しくなったり、
恥ずかしくなったりします。
そしてママ自身も、
「うちの子だけできない」
と苦しくなりやすくなります。
おもちゃを貸せるようになる時期は、
子どもによって違います。
今すぐ完璧にできなくても、
少しずつ経験を積んでいけば大丈夫です。
では、
おもちゃを貸せない場面では、
どう関わればいいのでしょうか。
大切なのは、
無理に貸させること
ではなく、
安心しながら経験を積むこと
です。
少しずつ、
という経験が増えていくと、
子どもも変わっていきます。
子どもが、
と怒っているとき。
すぐに説得する前に、
まずは気持ちを言葉にしてあげることが大切です。
例えば、
そんなふうに、
気持ちを代弁してあげるだけでも、
子どもは少し落ち着きやすくなります。
分かってもらえた
と感じることで、
安心につながるからです。
子どもは、
貸す=なくなる
と感じていることがあります。
そのため、
など、
返ってくる見通し
を伝えることも大切です。
最初は、
短時間からでも大丈夫。
「貸しても戻ってきた」
という経験が、
少しずつ安心につながっていきます。
すぐに
「ちゃんと貸せる子」
にしようとしなくても大丈夫です。
まずは、
安心して人と関われること
の方が、
ずっと大切です。
実は、
毎回必ず貸さなければいけない、
というわけではありません。
特に、
などは、
貸せないこともあります。
そんなときは、
と、
別のおもちゃを提案する方法もあります。
絶対貸さなきゃ
だけになってしまうと、
親子ともに苦しくなってしまいます。
おもちゃだけではなく、
などに悩む子もいます。
こちらの記事でも、
やさしく解説しています。
少しでも貸せたときは、
その瞬間をしっかり認めてあげることも大切です。
例えば、
など。
完璧を求める必要はありません。
5秒でも、
10秒でも、
貸せた経験は大きな成長です。
その積み重ねが、
少しずつ自信になっていきます。
おもちゃを貸せるようになるまでには、
時間がかかる子もいます。
でも、
安心できる経験
を積み重ねることで、
少しずつ変わっていくことがあります。
焦らなくても大丈夫です。
おもちゃを貸せない姿を見ると、
と不安になりますよね。
でも、
子どもは、
今まさに人との関わり方を学んでいる途中です。
最初から完璧にできる子はいません。
貸せない。
怒る。
泣く。
そんな経験をしながら、
少しずつ社会性を学んでいきます。
だからこそ、
「ちゃんと貸せるようにしなきゃ」
と焦りすぎなくても大丈夫です。
まずは、
を大切にしていけるといいですね。
「どう関わればいいのかわからない…」
そう感じることもありますよね。
このままで大丈夫かな…と不安を感じている方へ
ひとりで抱え込まなくても大丈夫です。
子どもとの関わり方を少し変えるだけで
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