
保育士資格試験・前期の結果が発表されましたね。
「結果を見て、がっかりしてしまった」「あと少しだったのに…」
そんな思いで、今このブログにたどり着いた方もいるかもしれません。
まずは、ここまで本当にお疲れさまでした。
保育士試験の勉強は、決して簡単なものではありません。
9科目という膨大な内容に、育児や仕事と並行しながら取り組むのは、相当なエネルギーが必要です。
結果が伴わなかったことに対して、
「努力が足りなかったのかな」
「自分には向いていないのかな」
そんなふうに思ってしまうのは当然のことです。
でも、どうか忘れないでください。
あなたは「チャレンジした人」です。
何もしなかった人ではなく、「未来を変えるために動いた人」です。
そして、その一歩を踏み出せたこと自体が、すでに大きな価値なのです。
保育士試験は、1回で合格する人ばかりではありません。
むしろ、数回チャレンジして合格をつかんだ人の方が多いという現実があります。
一度で受からなかったことは、失敗ではありません。
これは「合格までのプロセスのひとつ」。
合格に向けた道の途中で、ちょっとつまずいただけなんです。
落ち込む時間があっても大丈夫。
泣いても、やる気が出ない日があってもいい。
でも、「この経験から何を学べるか」を意識すると、
そのつまずきは確実にあなたの力になります。
ここで、前向きになれる大切な事実をお伝えします。
保育士試験の筆記科目は、すべてを一度に合格しなくても大丈夫。
一度合格した科目には、その年を含めて3年間の有効期限があります。
つまり、今年の試験で何科目か合格していれば、
次回は「まだ合格していない科目」だけに集中して取り組めるのです。
これは、ものすごく大きなアドバンテージです。
9科目すべてをまた一から…ではなく、範囲を絞って、効率よく勉強ができる。
気持ちにも、時間的にも、余裕ができるはずです。
合格に向けて、確実に前進していることを忘れないでください。
ここからは、再挑戦に向けて動き出すためのステップをご紹介します。
まずは、自分の試験結果を振り返ってみましょう。
ここで重要なのは、「原因を責める」のではなく「原因を見つける」ことです。
原因がわかれば、次はその部分に絞って対策ができるからです。
悔しい気持ちを無理に押し込めないでください。
「泣きたい」「落ち込みたい」そんなときは、心を解放してOKです。
しっかり気持ちを出したあとは、少しだけ前を向く準備ができます。
そして、自分にやさしい言葉をかけてあげてください。
「よく頑張ったね」「ここまできた自分はすごいよ」と。
次の試験日までの時間を逆算して、再スタートの計画を立ててみましょう。
すべての科目を勉強する必要はありません。
「苦手だった2〜3科目に集中する」というイメージで十分です。
1日10分でも、週に3回でもいい。
大切なのは、続けることです。
コツコツ積み上げる小さな努力が、合格というゴールにつながります。
この経験は、きっと保育士になったときに活きてきます。
うまくいかずに落ち込んでいる子に、あなたはこう声をかけられるでしょう。
「大丈夫、失敗しても、またやり直せばいいんだよ」
「先生も、一回でうまくいかなかったけど、頑張って続けたよ」
あなたが流した涙は、誰かを励ます言葉に変わっていきます。
保育士という仕事は、そんな経験を積んだ人にこそ、ぴったりの仕事なんです。
合格できなかった今は、苦しくて不安でいっぱいかもしれません。
でも、それはまだ「途中」なだけ。
夢は終わっていません。むしろ、ここからが始まりです。
あなたの努力は、必ず未来を変えます。
あきらめなかった人だけが、夢に手が届きます。
次の試験では、きっと笑顔で合格通知を手にできますように。
心から、あなたを応援しています。