保育士試験「造形実技」|試験概要・持ち物・評価ポイントを徹底解説!
保育士試験「造形実技」|試験概要・持ち物・評価ポイントを徹底解説!

保育士試験造形の概要

こんにちは、保育士試験対策講師のうさこです。

 

この記事では、保育士実技試験「造形表現に関する技術」について、最新情報をもとに、出題形式・道具・評価ポイントまで詳しく解説していきます。

 

実技試験は、筆記試験合格者が受験する2次試験です。
その中でも造形は、「45分間で、保育の一場面を絵で表現する」という非常に実践的な内容となっています。

 

◆造形実技試験とは?

 

正式名称は、「造形表現に関する技術」。

 

受験者には、**試験当日に配布される「事例文」と「条件」**に基づいて、
19cm×19cmの枠内に、保育の一場面を色鉛筆で描くことが求められます。

 

造形実技試験の目的

 

  • 保育の状況を正確にイメージできているか
  • 情景・人物・色使いなどを使って、状況を的確に伝えられるか

 

つまり、「絵のうまさ」よりも「保育理解と表現力」が問われます。

 

◆試験概要まとめ

項目 内容
試験時間 45分間
描くサイズ 縦横19㎝の正方形
着彩方法 色鉛筆のみ(12-24色程度)
造形テーマや条件 試験当日発表
彩色条件 枠内全体を色鉛筆で着彩すること

 

◆ 使用可能な道具一覧

使用OK 注意点
鉛筆・シャーペン(HB-2B) 人物が書いてある文具はNG
色鉛筆(12-24色) 水溶性OK.ただし、水を使うのはNG
消しゴム キャラ付きNG
腕時計 音無し・通信なし・置時計NG
鉛筆削り 試験中試験管に許可をもらえば使用可

 

道具の貸し借りは不可
忘れ物をしないように。

 

◆ 評価のポイント

審査員が見ているのは、以下のような項目です。

 

  1. 構図の工夫:人物配置、奥行き、活動の明確さ
  2. 人物の描写:動きが自然か、子どもの年齢に合っているか
  3. 保育士の関わり:子どもと関わっている様子が描けているか
  4. 色彩:明るく、活動が伝わるような色使いか
  5. 条件の遵守:人数・彩色・事例内容に沿っているか

 

◆ よくあるNG例

  • 子どもが問題文に描かれた人数以下(条件違反)
  • 活動が何かわからない(人物がたっているだけで動きがない)
  • 枠の中がスカスカで白い部分が多い(着彩不足、こじんまり描いている)
  • 保育士が登場していない、無表情で突っ立っている(関わりが描かれていない)

 

これらは、いずれも減点対象です。

 

◆ よく出るテーマ(傾向)

過去の出題例や、模擬試験の傾向から、次のようなテーマが出ています。

  • 行事:誕生日会/節分など
  • 日常:仲直り/自由遊び/制作活動
  • 屋外:砂遊びなど

 

テーマは年によって変わりますが、**「子どもが何か活動している様子」**が基本です。

 

◆ 初心者がつまずくポイント

  • そもそも構図が決まらない
  • 「先生がどこに立っていいか」わからない
  • 人物の向きやバランスで悩んで手が止まる
  • 色塗りが終わらない

 

こうした課題を乗り越えるには、「テーマごとの構図パターン」を知っておくことが効果的です。

 

◆ そんな方へ|初心者向け「構図練習帳」できました

うさこが監修した「保育士造形予想問題集」は、初心者でも描ける構図パターン付き練習帳です。

  1. 保育士造形試験対策に合わせた子どもと保育士の構図見本つき
  2. すべて予想問題形式で、着彩アドバイスも掲載
  3. 時間配分やラフのとり方まで、実践に直結

 

実技が初めての方でも、「どう描いたらいいか」が見えてきます。

 

▶ 予想問題集はこちらからチェックできます!
👉【うさこ式保育士試験造形 練習問題&予想問題イラスト集】

 

◆ おわりに|1枚の絵で伝える力を
造形実技試験は、「絵が上手い人のための試験」ではありません。
保育を理解して、それを絵で伝える力が問われます。

 

初心者でも、描く手順と構図を知れば、必ず描けるようになります。

 

ぜひ、あなたのチャレンジを応援させてください。

 

 

 

保育士試験造形概要を解説した動画はこちら